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台湾華語検定(TOCFL)のBandAを受験してみた!【無事合格】

どうも!

ゆるく台湾華語を勉強中の夏目です。

昨日の2021年11月28日に、台湾華語検定(TOCFL)のBandAを受験しました!

試験の結果がわかり、無事にLevel2の基礎級に合格しました!(^^)

この記事では今回の受験の様子をレポートしたいと思います♪

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目次

台湾華語検定(TOCFL)のBandAを受験


私は台湾華語検定(TOCFL)を受験するのは初めて。

両親が台湾華語ネイティブのくせに、いままで台湾華語をちゃんと勉強しようと思ってこなかったのでね…(´Д`)

で、学校や本で学ぶことを一切してこなかったので、TOCFLの初受験では当然一番初級のBandAを選択しました。

台湾華語検定(TOCFL)のレベルは6段階

台湾華語検定(TOCFL)のレベルはざっくりと

  1. 初級(BandA)
  2. 中級(BandB)
  3. 上級(BandC)

と3つに分けられていて、

それぞれの級の中で、試験で獲得した点数によってさらに2段階でレベル認定されます。

なので、最終的に認定されるレベルは、

  1. BandA Level1 入門級(A1)
  2. BandA Level2 基礎級(A2)
  3. BandB Level3 進階級(B1)
  4. BandB Level4 高階級(B2)
  5. BandC Level5 流利級(C1)
  6. BandC Level6 精通級(C2)

の6段階のうちのどれか、ということになります。

各Bandごとに試験問題は異なり、初級のBandAを受験する場合、BandAの問題を解きます。

そして、

  • A2レベルの合格点獲得 → A2合格
  • A2レベルの点数には達しないがA1レベルの合格点獲得 → A1合格
  • A1レベルの合格点に達していない → 不合格

ということになります。

それぞれのBand内で2段階のレベルがありますが、違う問題を解くのではなく、試験で獲得した点数によってレベルが判定されるという事ですね。

文章だとわかりにくいですよね…。

A1A2は同じ試験問題、B1B2で同じ試験問題、C1C2で同じ試験問題、ということです。

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台湾華語検定(TOCFL)のBandAを受験した感想


TOCFLの受験申し込みをし、毎日必ず1行でもいいから台湾華語に触れる、というノルマを自分に課してのらりくらりと一応勉強を続けてきました。

(こう書くとちゃんとやったように感じるかもだけど、実際はテキストを眺めただけって日も多かった)

そしていよいよ試験当日。

私は横浜の試験会場を選んだのですが、BandAだけでも想像していたより受験者が多くてちょっとびっくり。

台湾華語検定なんて中国語検定よりもはるかにマイナーな検定だから、5人くらいしかいないと思ってましたよ!(←勝手な思い込み)

Bandごとに試験会場が分かれていたのですが、BandAだけで20人くらいいたかな。

「この人たち全員、台湾好きなんだなぁ…」とちょっと嬉しくなりました(実際は仕事で必要という人もいたかもだけど)。

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リスニング問題と読解問題で構成

試験はリスニング問題読解問題の2つで構成されていて、回答は全てマークシート。

全く分からない問題でも、どれか塗れば当たる可能性が出てきます(`・ω・´)

問題冊子は回収されてしまったので、問題の細かい内容は覚えていませんが、なぜか問題冊子にも受験番号や名前を書く欄があったんですよね。

問題冊子ってあとで何かチェックするんだろうか…謎でした。

ちなみに問題冊子にメモをとることはOKでした。

 

試験時間は2時間弱で、そのうち約半分の時間がリスニング問題でした。

リスニングは試験開始と同時にスタートし、問題の音声が流れます。

リスニングの音声が終了したら、そのまま読解の問題に移行します。

途中の休憩や声かけ等はありませんでした。

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BandA(初級)が想像以上に難しくて焦る

日本生まれの日本育ち、母国語が日本語とはいえ、両親ともに台湾語ネイティブの私。

さすがに初級はまともに勉強しなくても受かるでしょ!と甘く見てました。

リスニングが始まって最初の方は簡単で、「余裕余裕。初級なら満点いけるかもー?」なんて余裕かましてました。

でもリスニングの後半に入ってくると、予想していたよりも難しくなり…。

リスニングも読解も後半は難しくて、自信がない問題が3割ぐらいありました(´Д`)

まぎらわしいひっかけ問題が意外とある

リスニング問題は描かれている絵を見て、それについての質問や会話の音声を聞き、それに合っている回答を選ぶ、といった感じの問題がありました。

読解力は文章と選択肢を読んで合っているものを選んだり、文章中の空いている部分に入る選択肢を選ぶ、というような問題でしたね。

他にもいろんなパターンがありました!

読解部分の空いている部分を埋める問題が、文脈がひっかけっぽくて難しく感じてしまって後回しに。

最後までたどり着いてからとばした問題に戻ってもう一度考えてみたけど、どっちにもとれるような内容で結局自信がないままマークシートを埋めました。

残り時間あと10分のところで全部回答し終わりましたが、もっと早く回答し終えた受験者さんもいて、皆さんすごかったです!

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BandAを完全に甘く見ていた

試験を受ける前は「初級なら受かるでしょ」なんて甘く考えていたけど、終わったいまとなってはとんでもない!

今回の試験結果はどうなるか、正直かなり自信ないです。

A1はいけそうだけど、A2が受かるかどうか…(´Д`)

私は親が台湾人だというアドバンテージがあるにもかかわらず、このようなダメダメっぷり。

他の受験者さんたちはゼロからコツコツ勉強されて、あの試験をスラスラ解いてる訳ですから、本当にすごいです!

またTOCFL受験します【目指せBandA合格の先へ】


実は試験の日の朝、試験の前に会場の近くでコーヒーを飲んでいたら気分が良くなってテンションが上がってしまった私。

その時は「初級だから絶対受かるよ!」なんて甘く見ていたため、「この勢いで、次は中級も受けちゃおう!」と決めて、その場ですぐに一つ上のレベルの台湾華語のテキストも注文しちゃいました。

初級がちゃんと受かるかどうかもわからないなんてことになるとは、その時はちょっとも思っていなかったんですよね…(´Д`)

思い上がりもはなはだしい…。

実際は1年後に中級を受けるどころか、また初級を受け直すかもしれない可能性が出てきました(汗)。

とりあえず初級は絶対A2まで受かりたいし、それが通った後に中級も受かりたい!

なのですぐに届くであろう新しいテキストで勉強を毎日数分続けながら、今回の試験結果を待つことにします。

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追記:TOCFLのLevel2基礎級に合格しました

試験の後に結果が自宅に届き、無事にLevel2の基礎級に合格できました!!(^^)

送られてきた合格証明書はこちら。

ちゃんと中華民国の年号で試験日が記載されています。

西暦での記載がないので、これだけ見たら何年に受験したかがすぐにはわかりません(笑)。

そして試験結果が記載されている成績証明書も頂きました。


両面に記載があり、表面には試験の点数の内訳と、合格したレベルが書かれています。

私はBandAを受験し、Level1とLevel2を同じ試験問題で同時に受験したことになるのですが、高い方のレベルのLevel2の合格点に達していたので、Level2の基礎級に合格となりました!

点数の内訳部分はこんな感じ↓


リスニングとリーディングでそれぞれ80点満点だったのですが、

  • リスニング77点
  • リーディング79点

とかなりの高得点(^^)

Level2に合格するためにはそれぞれで60点以上を獲得すればOK、という基準なので、その基準をかなり軽々とクリアできたということですね(^ω^ )

(↑結果がわかったから今こんな風に言えてるけど、結果が届くまでは不合格かもと本気で心配してた)

裏面はこんな感じ↓

試験で求められる各要素でどのぐらいのレベルに達しているかが星印であらわされています。

ほとんどの項目が星満点、ありがたい…。

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成績証明書に記載されているTBCL Levelとは

ちなみに、2021年8月実施のTOCFLから成績証明書が改訂されたらしく、表面の下部に

  • TBCL Level
  • ACTFL Level

の2つが追加されています。

まずTBCLは台湾教育部が新しく構築した台湾華語能力の基準体系で、その新しい基準でレベル分けするために、TOCFLも2023年から新しい「TOCFL2.0」的な試験に変わっていくんだとか。

TOCFL2.0が実施されることになったら、台湾華語のレベルの基準表示が今と変わってしまうため、いまのTOCFLではかった台湾華語のレベルを今からTBCLのレベルにも当てはめておこう、ということでTBCL Levelでの表記もされているようです。

そしてACTFLというのはアメリカの言語教育における能力基準のレベルをあらわすものだそうです。

私の解釈では、台湾華語の能力がどれだけあるか、ということをアメリカで示すのにつかわれる基準ってことかと。

アメリカにおけるレベル表示もしてくれるあたり、さすがグローバル化が急速に進んでいる台湾らしいな、と感じます。

TOCFLは2023年から新しくなる

ていうか、TOCFLは2023年からTOCFL2.0になるんですね!

全然知らなかった…もう来年ですわ。

私は勉強を続けるモチベーションのためにTOCFLを利用しているので、試験の傾向が変わっても構わないし、

中級のLevel4に合格するまでは何回でも受けようかなと思っているので(現時点の予定ではね)、「2023年からはTOCFLの合格実績が欲しければTOCFL2.0を受け直してね!」と言われても全く問題ないのですが、

台湾の大学に留学するためにTOCFLの結果を使いたい人にとってはやや混乱してしまうことになるのでしょうか?

でも同じ台湾華語の試験な訳だし、TOCFL2.0の結果だけ必要で、古いTOCFLの結果じゃ何も証明できませんよ、という事にはいくらなんでもならないですよね(´Д`)

私は台湾はかなり合理的な考え方をしてくれる国だと思っているので、こういう移行もスムーズにできるんだと信じてます。

TOCFLを勉強や仕事に使う皆さんが簡単に移行できるようになるといいですね(^^)

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TOCFLの試験結果を見ての感想

いやー、本気でLevel2はダメかも、と思っていたので受かって嬉しいです!

しかもかなりの高得点合格だったので、答えに自信がなかった部分は、私のヤマ感が冴えわたっていたようです(笑)。

試験結果だけをみると素晴らしいですが、でも、台湾華語ネイティブの両親を持っている私としては、この結果を自慢することははばかられます…。

「親が台湾人なら当然だよね?」と言われても仕方ないですからね。

でもTOCFLのおかげで毎日何かしら台湾華語に触れる習慣が出来上がってきたので、やっぱり勉強するモチベーションというか、理由づけって大事ですね。

次はBandBを受験

この勢いで、次は中級のBandBを受験したいと思います!

中級は絶対一筋縄ではいかない…(震え声)

もうね、1つ上のレベルのテキストやってるんだけど、レベル違いますね!


スパッと受かりたいのはやまやまですが、台湾華語の勉強にばかり時間を使うのは難しいので、引き続きゆるいペースで勉強を続けていきます。

そしてTOCFLは秋に年1回、受験するペースでやっていこうかと。

私の場合はあくまでも勉強を継続するモチベーションとして活用しているので、急いで合格が欲しい訳ではないのでね。

毎年1回ぐらいのペースなら、毎日ちょこちょこ勉強するぐらいのモチベーションは維持できそうです(^^)

次は中級…(震え)。

どうなるかわかりませんが、少しずつやっていきたいと思います!

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