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台湾華語と中国語どっちを学ぶ?台湾語の必要性についても解説してみた。

どうも!

ゆるく台湾華語を勉強中の夏目です。

今回は、

「台湾華語と中国語、どっちを勉強すべき?」
「台湾語と中国語、学ぶならどっち?」

という悩みを抱えている方のために、どっちを勉強した方がいいのか、という目安になる情報をまとめていきたいと思います(^^)

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目次

ここで言う「中国語」は中国大陸の標準語

まず先にお伝えしておきたいのは、「中国語」という言葉の定義はものすごく広いという事。

中国語と一口に言っても「広東語」「北京語」「上海語」など、すごく多くの種類があるんです。

ですが日本人の多くの人が「中国語」という言葉を使う時、それは中国の標準語である「普通語」を指しているはず。

なのでここで使う「中国語」は、中国大陸全体で通じる中国語である、という前提で話を進めていきたいと思います。

台湾華語と中国語の違い

「中国語=中国大陸の標準語」という点を踏まえて、まずは台湾華語と中国語の違いからおさらいしておきましょう。

それぞれの定義は、

  • 台湾華語 → 台湾全土で通じる標準の中国語
  • 中国語 → 中国大陸で通じる標準の中国語

ということになります。

主に使われている場所が台湾と中国大陸とわかれているため、違う言語のように感じる方もいるかもしれません。

ですが、

台湾華語と中国語はかなり似ている

んです!

多少違う点はありますが、

  • 台湾華語 → 中国大陸でも通じる
  • 中国語 → 台湾でも通じる

ので、お互いの国民が行き来しても全く問題なく話ができます(^^)

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台湾華語と中国語の5つの違い

台湾華語と中国語で何が違うのか、具体的には

  1. 漢字(文字)が違う
  2. 発音が違う
  3. 一部の単語が違う
  4. 一部の単語の読み方が違う
  5. 一部の文末が違う

この5つが挙げられます。

一番違うのは漢字で、台湾華語の方は日本の漢字と近いものが使われています。

一方、中国語の漢字は「簡体字」といって、画数がかなり省略された漢字になっているため、改めて覚えていかないとすぐに理解するのは難しいかもしれません。

ですが漢字は違ってもほとんどの言葉の読み方はだいたい同じなので、喋るだけならどちらを喋っていても台湾・中国両方で通じます(^^)

2つ目以降の漢字以外の違いは微々たるものなので、そんなに気にしなくても大丈夫です!

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台湾語とは

ではここで、台湾語についても触れておきましょう。

台湾語を台湾全土の共通語だと思っている人も多いようですが、台湾語は台湾の方言です。

なので共通語ではなく、台湾語を話せない人も多くいます(特に若者)。

台湾全土で通じる標準語は「台湾華語」。

台湾華語は中国語とかなり似ているという話をしましたが、台湾華語と台湾語はどうでしょうか。

その答えは、

台湾華語と台湾語は全く別の言語

です!

台湾華語と台湾語は、発音も使われる言葉も全く違います。

台湾華語ネイティブだとしても台湾語を知らないと全く理解できないというレベル。

なので、台湾語と中国語の標準語も全く似ていないという事になります!

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台湾華語と中国語、学ぶならどっち?

ここまででなんとなく台湾華語と中国語と台湾語、それぞれの立ち位置が見えてきたかもしれません。

台湾華語と中国語はかなり似ているとはいえ、実際は違いもありますから、同時に学んでいくとなるとちょっと効率が悪い。

なので中国語圏の言葉を全く勉強したことがないゼロからのスタートの場合、どんな人がそれぞれに向いているかという点を参考までに挙げておきたいと思います。

台湾華語をおすすめしたい人

まずは、台湾華語をおすすめしたい人です。

  • 台湾は好きだけど、中国大陸には興味ない
  • 台湾旅行で中国語を喋りたい
  • 台湾に住みたい
  • 新しい漢字はできるだけ覚えたくない
  • 少しでも楽に発音を覚えたい

これらに多く当てはまる人は中国語ではなく台湾華語を学んだ方がいいでしょう。

先ほどもお伝えしたように、台湾華語の漢字は日本の漢字と似ています。

なので漢字を見て意味を察することができるし、新しく覚える漢字も少なくて済みます。

ゆるめの発音なのでごまかせることも多い

また、台湾華語の発音は中国語に比べてややゆるめ。

中国語の発音の基本には「四声」と呼ばれる4つの抑揚・アクセントがありますが、発音がゆるめな台湾華語の場合、4つの差が少ないため、場合によっては四声の区別がハッキリしていなくても通じてしまうことが多いです。

つまりわからない時に適当に言っても何とかなることが多いってこと!(朗報)

私は台湾華語ネイティブの両親のもとに生まれ育ちましたが、四声なんて全く知らないまま大人になりました。

いまだに二声と三声の違いがわかっていませんが、そのまま話しても台湾の親戚に理解してもらえます(向こうが頑張ってくれてるかもですが…)

なので私の感覚としては、どっちに行くかやビジネスで使うかどうか、という背景を抜きにして純粋に言葉だけを見ると、日本人にとって習得しやすいのは台湾華語だと思っています。

(※台湾華語の四声の区別はゆるめですが、発音の基本はしっかりおさえないと通じませんよ)

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中国語をおすすめしたい人

では続いて、中国語を勉強するのをおすすめしたい人はこんな人です。

  • 中国大陸によく行く
  • 中国大陸も台湾もどっちも興味がある
  • 中国語圏でビジネスをする
  • 教養として中国語を身につけたい
  • 日本での勉強しやすさを重視したい

こういった人は中国語の方がいいかもしれません。

台湾も中国大陸もカバーしたいなら中国語(普通語)

中国語圏全体で見たとき、台湾華語よりも圧倒的に中国語を話す人の割合が多いです。

そのため、台湾だけではなく中国語圏全体に興味がある人やビジネスをする人は中国語を勉強した方がスムーズに対応できる範囲が広くなります。

中国語を勉強していく中で台湾に行くことになったり台湾華語が必要になったとしても、台湾華語の漢字は日本語に近いので理解しやすいですし、中国語の発音でも問題なく通じます。

中国語圏の大部分で話されている中国語(普通語)を覚えておけば、台湾華語もカバーできます(^^)

また日本には中国語に関連する書籍やテキスト、語学レッスンが豊富に揃っているので、この点もメリットになりますね。

一方の台湾華語は関連本も少なく勉強できるところも限られているため、レベルが上がっていくと物足りなさを感じるかもしれません。

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台湾語を学ぶ必要性

最後に台湾語を学ぶ必要性についても書いておきたいと思います。

先ほどもお伝えしたように、台湾語は台湾の方言。

なので台湾でしか話されない言葉です。

そして、台湾語を話せるお年寄りは多いですが、台湾人全員が台湾語を話せる訳ではありません。

なので台湾語を学んだとしても、通じるのは台湾のお年寄りをメインとした一部の人たちだけ。

特に10代から30代にかけての世代は全く台湾語を話せない人も多いため、日本語と台湾語しか話せないと台湾では不便に感じるはず。

台湾語は第二中国語にするのがおすすめ

もちろん台湾が大好きで「台湾のことをもっと知りたい!」「台湾のディープな所も見てみたい!」というなら台湾語を勉強するのも全然アリです。

ですが台湾に興味があるならまずは台湾華語か中国語を勉強し、それから必要に応じて台湾語も勉強していくという流れがいいと思います。

ちなみに台湾語は日本で教われるところはかなり少ないはずなので、ちゃんと勉強したければ台湾に行くぐらいしないと難しいかもしれません。

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「台湾語と中国語どっちを学ぶべき?」の本当の答え

たまに中国語に興味を持った人から「台湾語と中国語、どちらか一つを勉強するならどっち?」と聞かれることがあります。

これが本当に「台湾の方言としての台湾語」という意味で言っているのであれば、答えは圧倒的に「中国語」です。

中国語の方が広い範囲で通じますし、使う場面も多いですから。

ですがこういう質問をされる方は99.99%、「台湾の標準語=台湾語」という誤ったイメージを持っていて、「(台湾の標準語だと思ってる)台湾語と中国語、勉強するならどっち?」という意味で聞いています。

その答えは先ほども書いた通りで、どんな目的があるか、どんな風に勉強をしていきたいかによって異なります。

もしあなたも台湾の標準語である台湾華語と中国語、どっちを勉強するかで迷っているのであれば、この記事の内容をもういちど参考にしてみて下さいね(^^)

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